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不動産売却の仲介期間はどれくらい?売却期間の目安や流れを解説

ノウハウ

井上 大輔

筆者 井上 大輔

不動産キャリア5年

吹田市出身、吹田市在住。宅地建物取引士として18年、2級建築士、2級建築施工管理技士として35年、数々の新築・リノベーション・リフォーム現場での工事に携わる。

不動産の売却を考え始めた時、「どれくらいの期間で売れるのか」と不安に感じた経験はありませんか。不動産売却では、適切な準備や計画が求められるため、事前に期間の目安や流れを知ることが大切です。この記事では、仲介による売却の場合の標準的な期間や、期間を左右する要素、スムーズに売却を進めるためのポイントについて解説します。無駄な時間をかけず、納得のいく売却を実現するための手がかりになる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

不動産売却における一般的な期間の目安(仲介の場合)

不動産を仲介で売却する際の一般的な期間の目安は、物件のタイプによって異なります。東京都心など都市部では、マンションの場合、販売開始から成約までにかかる期間は平均2~3か月程度、戸建ては約3~4か月、土地は約4~6か月とされています。これは多くの売却事例に基づく目安です。

物件種別売却期間の目安
マンション2~3か月
戸建て3~4か月
土地4~6か月

以上の目安は、都市部での一般的な仲介による売却活動の実績に基づいておりますが、物件の条件や市場環境によって、さらに短期間で売れるケースや、反対に1年以上かかる場合もある点に注意が必要です。

売却期間に影響を与える主な要素

不動産の売却期間には、さまざまな要素が影響します。以下では、特に重要な三つの観点から、だれにでも分かりやすく整理してご説明します。

要素影響内容詳しいポイント
価格設定の適正さ相場に近い価格設定は内覧や反響を増やし、成約までの時間を短縮します。相場より高すぎると内覧が少なくなり、期間が延びる傾向があります。
物件の状態・立地築年数が浅く、リフォーム済みや清掃が行き届いている物件は魅力が高く、売れやすくなります。駅近や学校・買い物施設に近い立地は購入期待が高く、早期成約につながります。
市場動向・媒介契約季節的な価格変動や金利・税制の変動、市況に応じた販売戦略が売却スピードに影響します。媒介契約の種類によって広告方法や販売力が変わります。

まず、「価格設定の適正さ」は、売出価格が相場に比べて高すぎると、内覧希望者が減り、売却までの時間が延びる傾向があります。一方、相場に近い価格に設定すれば、内覧や問い合わせが増え、成約が早まる可能性が高まります。

次に、「物件の状態や立地」についてですが、築年数の浅い物件、リフォーム済みで清掃が行き届いた物件は、買主への印象が良く、早く売れやすくなります。また、駅近や学校・商業施設に近い立地は需要が高く、スピーディーな成約につながることが多いです。

最後に、「市場動向や媒介契約のタイプ」も見逃せません。例えば、春や秋の売出しに適した時期には売れやすくなる傾向があります。金利や税制の変化も購買意欲に影響します。また、媒介契約の種類によって仲介会社の販売力や広告の範囲が変わり、売却期間に差が出ることがあります。

売却活動のステップと期間の目安

不動産売却は、査定依頼から媒介契約、販売開始、売買契約、そして引き渡しへと段階を追って進行します。各ステップにかかる期間にはある程度の目安があり、スムーズな進行には全体の流れを知ることが重要です。

ステップ 期間の目安 主な内容
査定依頼から媒介契約締結まで 机上査定は数日、訪問査定含めて1~2週間程度 机上/訪問で査定後、媒介契約を締結します
販売開始から売買契約成立まで おおむね1~3か月程度 内覧対応や条件交渉を経て、契約に至ります
売買契約後から引き渡し・決済まで 約2週間~2か月 ローン審査や登記手続き、代金決済、引き渡しを行います

まず、査定依頼から媒介契約までの期間ですが、机上査定はインターネットや電話で短期間に対応でき、数日で査定結果が出ることがあります。また、訪問査定を含めた正式な査定では、現地調査などにより1~2週間ほどかかることが多く見られます。

媒介契約を締結した後は、販売活動がいよいよ始まります。物件情報の公開、内覧対応、価格交渉などを経て、売買契約に至るまでにはおおむね1~3か月かかるのが一般的です。

最後に、売買契約成立後から引き渡し・決済を終えるまでの期間は、買主側の住宅ローン本審査や売主側の準備、登記や残代金の手続きなどを含めて、約2週間から2か月かかることが多いです。

売却期間を短縮するための基本ポイント

不動産を仲介で売却する際には、売却期間をできるだけ短くすることが重要です。ここでは、確かな情報に基づいた基本ポイントを分かりやすくご紹介いたします。

まずは売り出し価格の設定を市場相場に近づけることが大切です。売り出し後の最初の3か月間は買主の注目度が最も高いため、この期間に反応が得られない場合、価格を見直す必要が出てまいります。適正価格に設定することで、早期売却の可能性が高まります。実際、相場に近い価格は購入者に安心感を与え、売却につながりやすいとされます。

また、売却活動の開始時期にも工夫が必要です。年度の切り替わりに伴い引っ越しが活発となる2〜3月や、秋の8〜9月は、売却市場の動きが活発になる傾向がございます。そのため、このような時期に合わせて販売活動を始めることで、売却スピードの向上が期待できます。

検討項目内容効果
価格設定市場相場に近づける買主の信頼感、反応の増加
売却開始時期2〜3月や8〜9月を狙う引っ越しシーズンで需要増
反応観察開始後3か月間の反応を注視見直しの判断がしやすい

さらに、媒介契約の形式や制度の利用も売却期間とのバランスを考える上で重要です。例えば、対応スピードや販売意欲を高めるためには、専任媒介や専属専任媒介を検討していただくことで、不動産会社の注力を得られる可能性がございます。また、一定期間内に売れなかった場合に不動産会社が買取る「買取保証制度」などを利用することも選択肢の一つとなりますが、価格との兼ね合いも含めてご判断いただくことをおすすめいたします。

以上のポイントを意識して売却活動を進めていただければ、売却期間の短縮を図ることが可能です。安易に値下げするのではなく、時期と価格、契約形式のバランスを見据えた計画的な進行が大切でございます。

まとめ

不動産売却にかかる期間は物件の種類や条件によって大きく異なりますが、平均的にはマンションで2〜3か月、一戸建てで3〜4か月、土地で4〜6か月ほどが目安です。価格設定や物件の状態、立地、契約方法などさまざまな要素が売却期間に影響を与えます。売却を急ぐ場合は相場に沿った価格設定や、売却活動を始めるタイミングにも工夫が必要です。この記事でご説明したポイントを踏まえ、ご自身の状況に合った計画を立てて、納得できる売却につなげましょう。

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